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| 2010.08.11 Wednesday () | - | - | - |
重力ピエロ。
評価:
伊坂 幸太郎
新潮社
¥ 660
(2006-06)
コメント:春が落ちてきた。

 

●あらすじ
連続放火事件の現場に残された謎のグラフィティアート。無意味な言葉の羅列に見える落書きは、一体何を意味するのか?キーワードは、放火と落書きと遺伝子のルール。とある兄弟の物語。



伊坂幸太郎氏の作品を読むのは、2作めです。
最初に、「陽気なギャング〜」を読んで、自分とは合わないかも。。と思って、(もう内容まったく覚えてないし。汗)敬遠してましたが
映画化するということで、読んでみました。

まず登場人物が魅力的でした。
不思議な雰囲気を纏ってて、なかなか身近にいないというか、
普通じゃないところに惹かれるんだろうと思います。
なんだか危うい雰囲気をもった兄弟、一歩間違えば何をしでかすか分からないというか
何か踏み外すというか、それてしまうというか。。。そういうところがイイ!!


本作では、家族のあったかさがでててます。
父・母の器のでかさというか、おおらかさを見習いたいものです。
あと、幼い兄弟の描写がとっても可愛いーー
年をとっても、仲が良くて羨ましいかぎり。

ただ、弟君の難しい語りには、ウッとなりました。
いろんな人の著書を用いて自論展開をしていくのですが、
私にはチンプンカンプンでした。
日ごろ、物事を深く考えないからですね・・・
んな深く考えなくていいじゃんかよ、と思ってしまう。。(ぉぃ

特に、どんでん返しだったり、あっと驚くような話ではないですが、
一人一人の人物が丁寧に書かれていて、思い入れが湧き、登場人物の行動を
見守るような気分で、この話を読み進めました。
なかなか深刻な場面もでてくるにも関わらず、読んだ後に爽やかな気分になれるのは
登場人物のキャラクター性のおかげか。

兄弟っていいもんだ!犬ってかわいい!



| 2009.08.24 Monday (13:13) | 本ノ事。 | comments(0) | trackbacks(0) |
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| 2010.08.11 Wednesday (13:13) | - | - | - |
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